九州電力(福岡市、瓜生道明社長)が佐賀県内の約9500カ所の電線を無許可で設置していたことが3日、分かった。地方道の上に電線を架ける場合、自治体の道路占用許可が必要で、九電は3月までに佐賀県と20市町に占用料計3500万円を支払った。

 九電は2015年3月、佐賀県から指摘を受けて調査を実施。申請漏れがあったのは通信会社など他の業者が設けた電柱に架けた電線で、「2次占用」の許可申請が必要だったという。九電の広報担当者は「認識不足による手続きミス。再発防止に向けて意識を高めていく」と語った。国道では同様のミスは無かった。

 九州7県では、他社の電柱を利用している電線は約50万カ所あり、このうち地方道の上にあるのが約21万カ所という。約5万カ所は許可申請したことを確認しており、残る約16万カ所の調査を進めていく。

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