若者の県内就職推進や離職防止について意見を交わす参加者=佐賀市のグランデはがくれ

 人材育成について産業界と学校が考える「産学懇談会」が、佐賀市のグランデはがくれで開かれた。企業の人事担当者60人と高校や大学などの進路担当教諭ら53人が、若者の県内就職推進と離職防止について意見交換した。

 事例発表の後、13グループに分かれて議論。学校側は景気回復で大企業の求人が増え、保護者の意向で県外就職しているケースなどを示した。「事務職など学生が望む職種が県内に少ない」「学生が自分の住む町に誇りを持っていない」などとする意見が出た。

 企業側は、賃金や福利厚生で大企業に及ばない点を認めながらも「多様な企業が地域社会を支えていることを知ってほしい」と強調。県外から戻ったUターン者に離職が少ないことを紹介した。

 離職防止の具体策としては、就職試験前の職場見学会の開催や、免許取得の補助、新入社員の悩みを聞く面談などが提言された。

 懇談会は、産学官でつくる「県産業人材確保プロジェクト推進会議」などが2011年度から毎年実施している。

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