迫力ある演技を披露する齋藤用之助役(左)ら=佐賀市の若楠小

■熱演の八賢人おもてなし隊「先人知って誇りを」

 明治時代に沖縄県の振興に貢献した佐賀市出身の齋藤用之助(1859~1933年)を紹介する演劇が3日、同市の若楠小であった。行政のトップとして住民の安全安心に尽力したエピソードを迫力ある演技で披露し、5・6年生約130人がリーダーの心構えや互いに支え合う大切さを学んだ。

 佐賀城本丸歴史館(同市)で演劇を上演する「幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊」の島義勇役の谷口文章さんが齋藤役を務めた。劇では、赴任した沖縄で方言を理解しようと「習うより慣れろ」として積極的に会話したり、苦手な人が多いヤギの郷土料理をおいしく食べて地域に溶け込んだりするなど、住民との触れ合いを大事にする人となりが演じられた。

 島で噴火が起きた際に行政のトップとして全島民の移住を決断。多数決ではなく住民と話し合って、深々と頭を下げながらお願いする場面もあった。児童は「一人一人に説明するのがすごかった」「住民から信頼されているのが分かった」と感想を述べた。

 脚本も手掛けた谷口さんは、「人としての器の大きさと愛される人柄を表現した。素晴らしい先人を知って地域に誇りを持ってもらえれば」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加