ブランドづくりについて語る元ライフネット生命保険常務の中田華寿子さん=鳥栖商工会議所

■ブランド構築は信頼から

 インターネットで生命保険を売るベンチャー企業、ライフネット生命保険の元常務中田華寿子(かずこ)さんの講演会が27日夜、鳥栖市元町の鳥栖商工会議所であり、ブランドづくりのコツを語った。

 中田さんは米国・スターバックスコーヒーの日本進出やライフネット生命保険立ち上げ時のブランド戦略を担当した。講演では生保レディーらが対面販売で勧誘するのが普通だった生命保険をネットで売ろうとしても消費者は会社のことを知らず、知っていても半信半疑だったため「いかにコストを最小限にして認知度や信用を上げ、実際に加入してもらう行動にまでつなげるかを考えた」と説明した。

 具体的な方法として役員たちが本を出版したりツイッターでつぶやいたり、若者に人気のさまざまな分野のトップランナーたちとタイアップしたり、社員全員がブログを書いたりとお金がかからないことを次々に実践して信頼と親しみやすさを獲得していったことを紹介。「ネットを使って、保険料を半分にして安心して赤ちゃんを産み育ててほしい」という創業理念をぶれずに、繰り返し発信してきたことを強調した。

 講演は市内の経営者約50人でつくる鳥栖経営研究会の公開例会で、出席者30人の3分の1を女性が占めた。

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