■車や家電がネットに接続

■便利な社会実現

 ソフトバンクグループが英半導体開発大手の巨額買収を決めました。成長が期待されるIoT事業強化が狙いだと説明しています。

 Q IoTとは何ですか。

 A インターネット・オブ・シングスのことで「モノのインターネット」と呼ばれます。パソコンやスマートフォンだけでなく、自動車や冷蔵庫、テレビといった身の回りのものをネットにつなげ、安全で便利な社会の実現を目指します。

 Q どのような具体例が想定されますか。

 A 例えば自動車では、人間がハンドルやブレーキの操作に全く関与しない完全な自動運転車が、近い将来に登場すると予想されています。このためには車をネットにつなげ、渋滞や事故の情報を自動的に収集できる環境を整えなければなりません。実現すれば、人間の操作ミスによる事故が防げると考えられます。

 Q 家電はどうなりますか。

 A 冷蔵庫が庫内の食材を調べ、ネットで調理できる料理を探し、利用者に提案するといった機能が考えられます。電機メーカーは既に開発に取り掛かっています。

 Q ソフトバンクが買収する企業の特徴は。

 A アーム(ARM)・ホールディングスといい、大半のスマートフォンにアームが設計した半導体が使われているといわれています。IoTが広がれば、車や家電に同じような半導体を組み込む必要があるため、事業の将来性は大きいとみたようです。

 Q 日本政府の取り組みは。

 A 政府は成長戦略の柱にIoTを据え、経済産業省を中心に技術開発の振興策をまとめています。ただ欧米に比べると日本は出遅れが指摘されています。政府と企業が一体となった取り組みが求められます。

=ソフトバンク・英企業買収=

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