テニス男子団体決勝・早稲田佐賀-武雄 初優勝を決め、仲間のもとに笑顔で駆け寄る早稲田佐賀の山田航世(右)・伊東遥希組=佐賀市の県庭球場

■シード校連破「信じられぬ」

 昨秋の県新人大会は準々決勝敗退。春の県選手権個人で8強に進んだ選手が一人もおらず、ライバルたちがノーマークだったチームが進撃した。テニス男子団体はシード校を立て続けに破った早稲田佐賀が初の頂点。第1シード武雄との決勝でウイニングショットを決めた山田航世・伊東遥希組は「声援が背中を押してくれた。信じられない」と、うれし涙を流した。

 昨年まで16連覇の龍谷が初戦で敗れ、混戦となる中、接戦を一つずつ勝ち上がった。第2シード佐賀西に挑んだ2回戦は第2シングルス鈴木開斗が奮闘。相手にマッチポイントを握られながらも粘ってタイブレークを制した。

 準決勝では負傷した鈴木の代役を務めた柴田達乃助が踏ん張り、第3シードの鳥栖を撃破。岩田慶彦監督は「選手の気持ちがどんどん強くなっていくのを感じた」と勝因を語った。

 部員44人のほとんどが寮生活で寝食を共にして築いた団結力は本物だった。3面同時展開の決勝では立ち上がりから控え選手たちの大声援で相手を圧倒した。1本ごとに「いける、いける」「ナイスショット」。その声がコートの選手を奮い立たせた。

 「不思議な力が働いた」と岩田監督。個で勝る相手を一丸となって破った早稲田佐賀の姿は、団体戦のだいご味を感じさせた。

 【男子団体】準決勝 武雄2-1致遠館、早稲田佐賀2-0鳥栖

 ▽決勝

早稲田佐賀 2-0 武雄

(早稲田佐賀は初優勝)

 ▽第2代表決定戦1回戦 致遠館2-0鳥栖

 【女子団体】準決勝 致遠館2-0早稲田佐賀、佐賀商2-1鳥栖商

 ▽決勝

致遠館 2-0 佐賀商

(致遠館は3年ぶり6度目の優勝)

 ▽第2代表決定戦1回戦 鳥栖商2-1早稲田佐賀

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