船舶を使って行方不明者の捜索にあたった佐賀市消防団=佐賀市諸富町の昇開橋付近

 佐賀市消防団(中島敬司団長)は30日、市内の筑後川流域や有明海の海岸で九州北部豪雨の行方不明者の捜索を行った。諸富、川副、東与賀、久保田の4支団で構成する南部方面隊の団員242人態勢で海岸や川の沿岸部一帯を約4時間捜したが、発見には至らなかった。

 福岡県朝倉市の6人が依然として行方不明となっており、東与賀町の干潟よか公園付近の海岸で犠牲者の遺体が発見された経緯もあることから実施した。午前7時から捜索を始め、団員たちは高さ2メートルを超すヨシが覆う堤防沿いを棒でかき分けながら重点的に捜した。ノリ漁を営む団員は船舶計9隻に乗り込み、双眼鏡を使いながら船上から捜索にあたった。

 各機関が筑後川流域や有明海周辺で活動してきたが、豪雨発生から3週間以上が経過し、自衛隊の任務や各県警の応援は終了している。中島団長は「復旧に向けた段階になってきている中、不明者家族の気持ちを思えば、つらい状態が続いている。一人でも見つけたいと思ったが…」と話した。

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