声や起床時間に合わせテレビや照明がスイッチオン-。九州電力が家庭内に音声端末などを設置し、声での指示に応じたり、利用者の生活習慣に合わせたりして電化製品を動かす新サービスの導入を検討し、関連技術の開発を目指している。あらゆるものをインターネットとつなぐIoT技術や人工知能(AI)を活用するもので、利便性を高めて競争力強化を図る。

 九電の構想では、家庭に音声端末や専用の通信機器を提供。利用者が音声端末に「テレビをつけて」などと話し掛けると、Wi-Fi(ワイファイ)を使ったネットワークや赤外線通信を通じて電化製品のスイッチが入る仕組み。

 エアコンの設定温度やどの時間帯に使ったかといった利用実績はインターネット上の「クラウド」に蓄積され、必要以上に低い温度でエアコンを使うといった無駄の抑制につながる効果も期待できるという。

 また、レコード会社などと提携し、好みに合わせた音楽やニュースを高音質のスピーカーから流すことや、次世代電力計「スマートメーター」と連動させてスマートフォンで電力の使用状況や料金を確認できるようにすることも検討している。

 九電は既に福岡県内のショッピングモールで体験イベントを実施。「便利なのでぜひ利用したい」といった声が寄せられたといい、担当者は「参加者の感想を今後のサービス開発に活用し、年内には事業化するかどうかを判断したい」と話している。【共同】

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