定例会見で、参院選の「合区」や玄海原発再稼働について見解を述べる山口祥義知事=県庁

 佐賀県の山口祥義知事は20日の定例会見で、九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の再稼働に伊万里市の塚部芳和市長が「反対」を表明したことについて、「いずれ市町の首長と意見交換するタイミングは来る」と述べ、再稼働に関し20市町の意向を聞く考えを示した。

【玄海原発再稼働】

 -塚部市長が玄海原発再稼働に反対の意向を示したが、30キロ圏を含めて県内の自治体の合意形成を図る上で影響を及ぼすと思うか。

 知事 市町20人の首長それぞれ考えをお持ちだと思う。いずれ首長の皆さんとはこうした問題で意見交換するタイミングは来る。(20市町の首長が意見交換する)「GM21ミーティング」か、どういう形になるか分からないがその中で話を聞きたい。(川内原発一時停止を掲げた三反園訓氏が知事選で初当選した)鹿児島県も動きがあると思うし、これからもいろんな情報が出てくる。佐賀県も多くの方から掛け値なしに話を聞くということをやっていきたい。

【不正アクセス事件】

 -県立校教育情報システムへの不正アクセス事件の受け止めを。システムを停止して見直したり、体制を強化したりする考えはあるか。

 知事 ICT(情報通信技術)は教育の質を高めるものでなければいけない。先端のことをやっていくには、教育現場が本当に消化しきれているか、セキュリティーがしっかり確保されているかは極めて重要だ。教育行政に私が微に入り細に入り介入することは考えていない。現場に向かい合って子どもたちのことを一番考えなければならない教育委員会が自ら対応すべき課題だと思っている。

【沿岸道路陥没】

 -有明海沿岸道路の芦刈南インターチェンジ(IC)で道路が陥没し、もうすぐ1カ月。芦刈ICまで上下線とも通行止めで復旧のめどがたっていない。

 知事 徹底的な調査と、リアルタイムで情報を得て危ない状態を察知したら対応するよう指示をした。これから六角川に橋を造り、福富まで延ばす計画だが、もっとぬかるみ状態のところ。ここでしっかり立ち止まり今後の展望を明らかにしながら前に進めていくということが必要だ。できるだけ早く再開したいと思うが焦ることなくしっかり安全対策をやっていきたい。

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