25年の歩みや女性警察官の在り方について講演した佐賀県警の桒原恭子警部=佐賀市天神のアバンセ

 佐賀県警の女性警察官の採用開始から25年を記念するシンポジウムが3日、佐賀市で開かれた。現職の女性約110人や男性幹部が出席し、DVやストーカーの被害者支援などで役割が増す中、一層の活躍に向けて意識を高めた。

 最初に採用された桒原恭子警部(44)が講演し、若手のころに経験不足で、性犯罪被害者の信頼を失った体験に触れた。関係を修復するまでの歩みを振り返り、「結婚して辞めようと考えていたけれど、警察の中で自分にできることがあると学び、仕事にやりがいを見いだせた」と述べた。

 口をつぐむ被害者と事情聴取をせかす上司との間で板挟みになった苦しい体験も明かし、「今は被害者に十分配慮するなど改善されてきた」と話した。

 男女雇用機会均等法が警察組織に浸透していった過程も振り返った。女性の制服がスカートからズボンに変わり、11年ほど前からは拳銃を所持、懇親会で幹部の隣に女性が座る慣例がなくなるなど職場の意識の変遷も例示した。

 パネル討論もあり、キャリアアップや、仕事と家庭の両立について意見を交わした。

このエントリーをはてなブックマークに追加