建材加工大手が進出を計画している埋め立て地。もともと予定されていた整地工事が進んでいる。左の建物は佐志公民館=唐津市佐志浜町

 唐津市の佐志浜の埋め立て地に、住宅建材加工大手「ポラテック」(本社・埼玉県越谷市)が工場進出する方針との報道を受け、地元では20日、歓迎の声が上がった。埋め立て開始から25年、造成完了から13年。長年の荒れ地が「やっと動き出した」と期待が高まる。

 さかのぼれば話題の多い土地だった。県が工事を始めた1991年当時、埋め立てに反対する地元住民が知事を相手に起こした訴訟は8年に及ぶ裁判闘争になり、造成後は住宅用地や唐津赤十字病院の移転候補地など紆余(うよ)曲折あった。

 埋め立て地に建つ佐志公民館の吉田道彦館長(58)は「個人的には早く有効活用してほしいと願っていた」と歓迎する。地区の駐在員らでつくる「佐志浜埋築区地を考える会」の友枝征二会長(76)も「希望していた地元からの雇用があり、海にも影響のない企業だと信じている」と期待感を口にした。

 県、市、企業の3社で住民説明会を計画する唐津市の岡本憲幸副市長は「地域の経済活性化につながるありがたい話。できるだけ早いうちに住民説明会を開きたい」と話している。

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