大会ボランティアについて、資料を使いながら丁寧に説明する佐賀市の田中さん(左)=佐賀市の熱気球世界選手権推進室

 10月28日から佐賀市で開かれる熱気球世界選手権まであと100日に迫る中、例年より大会規模が拡大したことで外国人選手の宿泊先や大会ボランティアスタッフの確保が難航している。参加する外国人選手の増加と例年より3日間長い10日間という開催期間が影響している。

 気球搭載車両を運転する競技ドライバーは現在、必要な600~700人の半数程度の延べ300人しか集まっていない。国際免許を持たない外国人選手からのニーズは高く、市熱気球世界選手権推進室でボランティア受付を担当するの田中亜希子さん(35)は「事態は深刻」と焦りを見せる。

 大型車の運転に慣れている人が望ましく、「誰でもいいから手伝って」とは言えないジレンマも。推進室は今大会に限り、期間を前半と後半に分けて応募を受け付ける対策を打つ。

 外国人選手を受け入れるホストファミリーについても、「選手と受け入れ家族の折り合いをどうやってつけるかが難しい」と市国際交流推進室の馬場三佳さん(51)。ホームステイを希望する外国人選手は、19日時点で約100人に上り、昨年大会の72人を既に超えた。

 世界選手権ということで自国の仲間を連れて来佐し、5~6人でのホームステイを依頼するチームが多い。馬場さんは「大人数を長期間受け入れられる家庭は少ない」といい、チームを二つに分け、ホームステイと民間の宿泊施設の併用も検討している。

 推進室の香月恭彦室長は「地域の各団体や住民の方に現状を伝え、協力を呼び掛けたい。開催日を万全の状態で迎えられるよう準備していく」と強調した。

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