冷え固まったろうそくを型枠から取り出す児童=みやき町の中原小学校

 江戸時代から昭和30年代までハゼの実から抽出したろう作りが盛んだった旧中原町(現みやき町)の中原小で1日、ろうそく作り体験があった。3年生約70人が挑戦し、大小44本のろうそくが完成。揺らめく炎を眺め、かつての地域の伝統産業に理解を深めた。

 地元有志で作る「中原の豊かな自然を守る会」(寺崎彪(たけし)会長)が製法を受け継ぎ、小学校などで出前授業を行っている。

 子どもたちは会員から手ほどきを受けながら、木製の型枠に和紙と灯芯草(とうしんそう)と呼ばれるイグサ科の植物でできた芯を差し入れ、約75度に熱したハゼろうを流し込んだ。30分ほどで冷え固まり、長さ15センチと12センチの黄土色のろうそくが出来上がった。

 現代で一般的なパラフィン製と燃え方を比べる実験もあり、釘尾悠那(くぎおゆな)さん(8)は「普通のろうそくは炎がまっすぐ上を向いていたけど、和ろうそくはぐにゃぐにゃ揺れていた。肌触りもざらざらしていた」と興味津々の様子だった。

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