IT農業について説明するオプティムの長沼俊介氏(右)と、佐賀大学農学部の渡邉啓一学部長=佐賀市のロイヤルチェスター佐賀

 IT農業について学ぶ研修会(佐賀県農協青年部協議会主催)が1月27日、佐賀市のロイヤルチェスター佐賀で開かれた。県、佐賀大学、オプティム(本店・佐賀市)が2015年から取り組んでいる小型無人機「ドローン」とビッグデータを活用した病害虫検出や栽培管理技術を紹介。生産現場での研究に新年度から入る方針を示し、協力を呼び掛けた。

 佐賀大学農学部の渡邉啓一学部長、オプティム九州エリアマネジャーの長沼俊介氏が講演し、JA青年部の役員、若手農家ら約80人が聴講した。

 渡邉学部長は、畑に飛ばしたドローンが葉などを撮影し、大量のデータ解析で病害虫、生育不良の早期把握につながることを説明。ピンポイントで農薬散布できる点にも触れた。

 長沼氏は開発したスマートグラスを紹介。着用者が見た映像が送信され、作物の状態がはっきりと分かるため農作業の指示が出しやすい利点を強調した。

 これまでの実証実験では大豆畑で害虫が見つかる成果が出ており、新年度からは生産農家でデータを収集する計画。渡邉学部長は「実際に使ってもらって現場のニーズを把握し、課題を探りたい。楽しく、かっこよく、稼げる農業を佐賀から目指していこう」と語った。

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