芸術科の生徒との交流会で、自身の絵の描き方について解説する池田さん=佐賀市の佐賀北高校

■後輩へ「好奇心育てて」

 県立美術館で作品展を開催中の画家・池田学さん(多久市出身、米国在住)が3日、母校の佐賀北高で講演した。子ども時代から画家として活躍するまでを振り返り、「好奇心を育て、行動してほしい」と後輩へメッセージを贈った。

 池田さんは同校芸術コースの2回生。拍手で全校生徒に迎えられた池田さんは、「後輩へ伝えたいこと」と題して話した。池田さんは、夏休みに一日中カブトムシ捕りに明け暮れるなど、子どものころは自然の中で過ごした。「魚や虫の視点で見えない世界に思いをはせた」ことが、想像力あふれる細密画のルーツになったと振り返る。

 日本から飛び出し、世界の多様性に触れて、日本のいいところも悪いところも見えてきたという。「インターネットなどで知ったつもりにならず、やってみる。動くことで自分の道が広がってくる」と語った。

 講演後には、芸術科の生徒約50人と交流した。在校時の思い出を聞かれた池田さんは「同じ目的の友人たちとお互いに刺激し合っていた」と答え、「うまくなるには描いていくしかない。継続することが大切」とアドバイスした。

 芸術科2年の嘉村夏光さん(17)は「高校時代の話など楽しかった。自分の進路にも参考になった」と、憧れの先輩の言葉を胸に刻んだ。

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