茶の歴史について解説した元東京国立博物館研究員の岩間眞知子さん

■元東京国立博物館研究員が解説

 茶について学ぶ講演会が3日、佐賀市の佐賀大学で開かれた。元東京国立博物館研究員の岩間眞知子さんが、効用の高さから珍重されてきた歴史を日本と中国の史料を基に解説した。

 岩間さんは、茶の原産地が近年の遺伝子解析の結果で中国の浙江省と分かり、鎌倉時代に日本に広がったことを紹介。平安、鎌倉時代の文書で「養生のための仙人の薬」「頭痛に処方する」などと効能が書かれている点を強調した。

 岩間さんが研究に力を入れているのは、中国・唐代の書物「茶経」。当時のお茶が黄色で青磁の茶わんに映えたことや、摘んだ茶葉の加工法が記されていたことに触れ、「精読するたびにいろんな発見がある。茶の産地である佐賀の方も読んでほしい」と呼び掛けた。

 講演会は、研究者や市民らでつくる「佐賀・茶学会」が開き、約40人が聴講した。総会も開き、10月に研究発表を行うなど本年度事業を決めた。

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