出荷の日、教師たちの手でトラックに積み込まれる「春幸」=唐津市神田の唐津南高そばの内田山農場

 唐津南高で育てた和牛が、今年も22日から唐津市久里の唐津うまかもん市場で販売される。3年生が1年生のときに学校にやって来た「隆生(たかお)」と「春幸(はるゆき)」の2頭で、ともに肉質がよく、佐賀牛クラスのA5に格付け。霜降りの度合いも12段階で最高の12と10で、生徒たちも大いに喜んでいる。

 生産技術科の3年生22人が選択授業「畜産」で週3時間、ブラッシングや床替えをして愛情込めて育ててきた。肉質の良さは血統も関係するが、2頭とも病気になることもなく、人なつっこい牛だった。12日の出荷の日は生徒たちが多久市の県食肉センターへの搬出を見送った。

 3年の古賀大生(たいき)さんは、土日に繁殖農家の祖父母を手伝い、いずれは引き継ごうと考えている。学校が肥育農家を疑似体験する場となった。「出荷の時はさみしかったが、食べて笑顔になってもらうとうれしい」と話す。

 うまかもん市場で販売を始めた2012年度以降、2頭ともA5は初。販売も定着し、「南高の和牛はいつ出るの」と心待ちにしているお客さんもいるという。販売終了は28日を見込んでいる。

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