ハンドボール男子決勝・清和-神埼清明 後半終了間際、清和の宮﨑樹通(中央)がシュートを決め、23-19とする=神埼市の神埼中央公園体育館

ハンドボール女子決勝・神埼清明-清和 後半、神埼清明の平尾奈々が突破を図る=神埼市の神埼中央公園体育館

■大舞台で経験の差 精神力の強さ証明

 勝負を分けたのは、大舞台の経験の差だった。ハンドボール男子決勝は清和が神埼清明を23-19で破り、10連覇を達成。昨年10月の新人戦以降、敗れ続けていた宿敵の壁を大一番で乗り越え、王者の精神力の強さを証明した。

 立ち上がりから清和の選手たちの華麗なステップワークと鋭い洞察力が光った。高い位置からプレッシャーを掛けてくる相手の守備陣形に対し、相手の動きをぎりぎりまで見極めたステップとパスワークで対抗。

 サウスポーの司令塔・宮崎樹通を起点にコート幅をいっぱいに使い、2年生エース宮地裕也が強気のシュートを決め、終始先行した。

 脈々と受け継がれてきた伝統もチームを支えた。3年ぶりの決勝に浮足だった神埼清明の選手に対し、清和は王者らしく風格十分。後半、1点差に迫られた場面も慌てずに相手の攻撃を防ぐと、再びじわじわと点差を広げた。

 「怒号にも似た声援が飛び交う独特の雰囲気の中でも普段のプレーができた」と船津久和監督。古庄共成主将も「自分たちらしく試合を楽しめた」と胸を張った。

 昨夏の全国総体は初戦敗退しており、今夏は雪辱を期す場となる。船津監督は「1、2年生は伸びしろが大きい。個人技を磨き、全国の強豪と互角に渡り合いたい」と力を込めた。

■堅守速攻光り神埼清明連覇

 ハンドボール女子決勝は、神埼清明が清和を18-12で退けて2年連続の頂点に立った。持ち味の堅守速攻が光った。

 チームをけん引したのは、スピードスター平尾奈々。司令塔としてゲームを支配しながら、コート上を誰よりも速く動き回り、相手を置き去りにする速攻を何度も決めた。

 大会の最優秀選手に選ばれた平尾は「立ち上がりは緊張もしたけど、持ち味を出せてよかった」と笑顔で語った。

 【男子】

 ▽3位決定戦

神  埼 19 12-9 18 佐賀西

         7-9

 ▽決勝

清  和 23 14-9 19 神埼清明

         9-10

(清和は10年連続10度目の優勝)

 【女子】

 ▽3位決定戦

佐賀女子 27 8-7 12 佐賀農

       19-5

 ▽決勝

神埼清明 18 9-4 12 清  和

        9-8

(神埼清明は2年連続39度目の優勝)

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