加唐小中に「島留学」した井川真太郎さん(中央)と濱口真帆さん(左)と妹の倖帆さん=唐津市鎮西町の加唐島

 佐賀県唐津市鎮西町の加唐島に「島留学」した3人が6日、加唐小中校にやってきた。人口140人余りの島の住民が学校や市と子どもの減少対策として本年度から始めた試みの1期生。在校生5人と教員が新たな仲間を迎え入れた。

 留学生として転入したのは、中学3年の井川真太郎さん(14)=福岡県、小学5年の濱口真帆さん(10)=唐津市=と2年で妹の倖帆さん(7)。井川さんは、空き家になっていた曽祖父の家に祖母と一緒に移り住む。濱口さん姉妹は島の祖父母宅で暮らす。

 体が弱く、体調を崩すと島に療養に来ていた井川さんは「島は自分にとってふるさと」。親戚も島にいるため、不安はない。「しちりんで魚を焼いたり、火鉢で暖を取ったりと島でしかできないことがたくさんある」と留学を決断した。バドミントン部に入る。

 濱口さん姉妹も「島での生活はとっても楽しみ。みんな優しくて友達になれた」「おじいちゃんと一緒に釣りがしたい」と期待に胸を膨らます。3人は1年間、地域の運動会や祭りなどを通じて島民と交流する。

 島は制度を息の長い取り組みにするため、留学生を受け入れる空き家を改装中で、「里親」も募集している。福井宏和校長は「子どもが増えることは島に元気を与えること。学校存続につながれば」と話した。

 島留学制度は、加唐島の他に馬渡島が取り組み、中学2年生の男女2人が留学した。

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