九州電力佐賀支社は6日、5月の大型連休前後に供給電力の電圧が不安定になり、一般家庭の照明がちらつく現象が広範囲で発生する恐れがあると発表した。太陽光発電から生じる電力を家庭で使えるように切り替える装置の設定が原因で、防止策を進めている。

 この現象は「電圧フリッカ」と呼ばれ、日射量が多い昼間に照明がちらつく状態が2時間ほど続く。九電によると、今年の元日と2月19日にも九州全域の家庭で発生した。晴天で電力使用量が減少し、太陽光発電の比率が相対的に高まる時期に起きるという。

 太陽光の電力は、直流を交流に切り替えて電力系統に流す。切り替える装置には、断線や停電の有無を調べる機能があり、この設定状況によって電圧が不安定になり、照明のちらつきを引き起こすという。

 装置は家庭用やメガソーラーではなく、公園や空き地などに設置された太陽光パネルに備わっている。九州に約40万カ所、佐賀県内に約3万5千カ所あるという。九電は設置数が多い鹿児島県と宮崎県から緊急対策を実施し、発電事業者や装置メーカーによる設定変更作業を支援していく。

 九電佐賀支社の担当者は「停電や感電は起きないが、不安を取り除く情報発信に努め、相談も受け付けたい」と話す。

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