バレーボール男子決勝リーグ・佐賀学園―佐賀商 第3セット、佐賀学園の下田涼平(左)がサービスエースでマッチポイントを奪い、優勝を決める=佐賀市の県総合体育館

バレーボール女子決勝リーグ・鳥栖商-清和 第3セット、スパイクを決める鳥栖商の樋渡那菜=小城市の芦刈文化体育館

■生活律し「神様」ほほ笑む

 マッチポイントで繰り出したキレのあるサーブが、まっしぐらに相手コートへ着弾した。バレーボール男子決勝リーグは、昨年に続き2勝同士で佐賀学園と佐賀商が対戦。優勝を決めた佐賀学園のピンチサーバー、下田涼平主将はガッツポーズと膝立ちでコート中央へ滑り込み、チームメートと歓喜の輪をつくった。

 佐賀学園は昨年、佐賀商と死闘を繰り広げながらも第3セット27-29で力尽きた。「あの時はバレーの神様に逃げられてしまった」と蒲原和孝監督。「今年は神様に愛されるチームになろう」と、部員たちに競技だけでなく、日常生活の心構えを高めることも求めてきた。

 練習試合もハイレベルな相手に挑んだ。3月は愛媛に集まった全国大会常連校と対戦を重ね、大会直前は大学生と手合わせするなど厳しいメニューをこなした。

 雪辱を期した佐賀商との頂上決戦は、一進一退の展開で第1セットを先取。激しい打ち合いとなった第2セットは落としたが、その後は相手の強打をしぶとくレシーブ。「苦しい練習をしたから乗り越えられた」。下田主将は胸を張った。

 「部員一丸でつかんだ優勝。下田がよくまとめてくれた」と蒲原監督。選手に胴上げされ、目を潤ませながらも「きょうは通過点。全国をどう戦うかが大切」と次のステップを見据えていた。

■女子 鳥栖商粘り逆転V

 女子バレーボールは、鳥栖商が3年ぶりに頂点に立った。ともに決勝リーグ2勝で迎えた清和戦、持ち前の粘りを見せ、フルセットの末に清和の3連覇を阻止した。秋永良子監督は「最後まで気持ちを切らさず、攻めのバレーができた」と選手たちをねぎらった。

 鳥栖商は第1セット、相手のサーブに崩され、13点しか取れなかった。第2セットは相手の主力を徹底的にマーク。サーブをコーナーに散らして攻撃を封じた。攻めては2年のエース樋渡那菜や1年の酒井陽にボールを集め、第1セットのスコアをそのままひっくり返して流れをつかんだ。

 最終セット、気迫を込めたスパイクで締めくくった樋渡は「最後は自分が全部決めるつもりだった」とうれし涙を浮かべ、あこがれの全国に向けては「大事な場面で決められるようになりたい」と語った。

 【男子】決勝リーグ

佐賀学園 2 25-17 0 鳥  栖

       25-12

佐賀商  2 25-13 0 伊万里

       25-15

伊万里  2 29-27 0 鳥  栖

       25-18

佐賀学園 2 25-22 1 佐賀商

       25-27

       25-18

 ▽順位 (1)佐賀学園3勝(2)佐賀商2勝1敗(3)伊万里1勝2敗(4)鳥栖3敗

(佐賀学園は2年ぶり5度目の優勝)

 【女子】決勝リーグ

清  和 2 23-25 1 佐賀北

       25-21

       25-16

鳥栖商  2 25-17 0 佐賀学園

       25-18

佐賀学園 2 25-19 0 佐賀北

       26-24

鳥栖商  2 13-25 1 清  和

       25-13

       25-17

 ▽順位 (1)鳥栖商3勝(2)清和2勝1敗(3)佐賀学園1勝2敗(4)佐賀北3敗

(鳥栖商は3年ぶり5度目の優勝)

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