開門派の漁業者側弁護団(奥)が農水省の担当者らと和解協議打ち切り後初めての意見交換をした=東京・永田町の衆院第1議員会館

 今月17日に言い渡される国営諫早湾干拓事業の開門差し止め訴訟の判決に関し、農林水産省は6日、判決後の対応について「差し止めの棄却を求める方針は変わらない」との考えを示した。17日の判決は、以前に開門を認めない決定をした裁判官が同じ証拠に基づき判断するため、判断は変わらない公算が大きい。

 農水省と開門派の漁業者側弁護団が和解協議の打ち切り後、初めて開いた都内での意見交換会の中で明らかにした。弁護団の堀良一事務局長が「17日の判決では国が負けるだろう。間違っても、控訴せずに(開門を認めない)判決を確定させるつもりはないでしょうね」とただした。

 農水省の担当者は「どういう判決が出るか予断はできない。判決後に法務省と相談して適切に対応する」としながらも、「(開門関連の)それぞれの訴訟で国の主張を認めていただく立場に変わりない」と強調した。開門差し止め訴訟に関しては「勝てると思ってやっている」とも述べた。

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