九州北部豪雨の影響で有明海沿岸に大量の流木などが漂着していることを受け、佐賀県は31日、災害対策会議を開いた。当初3千立方メートル程度と見込んでいた漂着物は、約2万1500立方メートルに増えたことが報告された。台風シーズンや9月に始まるノリ漁期を前に、回収に全力で取り組むことを改めて確認した。

 県によると、漂着物は佐賀市の東与賀海岸をはじめ、有明海沿岸の延長42キロに広がっている。県は建設業者に依頼して14日からほぼ毎日撤去作業を行い、22~26日には県有明海漁協と連携し、239隻1183人が参加して一斉回収に取り組んだ。

 現在、全体の3分の2にあたる約1万4600立方メートルを撤去。ただ、過酷な暑さに加え、潮の干満で漂着物が移動するため、困難な作業が続いているという。対策費は国庫補助を含めて現時点で6億5800万円を見込んでいる。

 山口祥義知事は「台風シーズン、ノリ漁期を控えて待ったなしの状況」と強調。市町や漁業者と密接に連携し、スピード感を持って対応するよう求めた。

 県有明海漁協は1日、緊急の運営委員長・支所長会議を開き、再び漁業者が参加して撤去作業を行うかを話し合う予定。

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