静岡県伊東市で2015年、日産自動車の車が衝突した際にタカタ製エアバッグが異常破裂し、助手席の女性(63)が重傷を負った事故で、静岡地検沼津支部は31日、業務上過失傷害容疑で書類送検された両社の安全管理担当の社員2人を嫌疑不十分で不起訴処分とした。

 地検沼津支部は不起訴理由について「十分な証拠を集めたが、犯罪事実を認定するに至らなかった」としている。不起訴処分となったのは、タカタの男性社員(57)=滋賀県彦根市=と日産の男性社員(52)=神奈川県厚木市。

 事故は15年10月28日、神奈川県に住む女性の夫が運転する車がトラックに追突後、ガードレールに衝突。助手席エアバッグが異常破裂し、飛び散ったガス発生装置の金属片で助手席の女性が指の骨折や耳の鼓膜に穴が開くなどの重傷を負った。

 捜査関係者によると、タカタの社員は、破裂の危険性を日産側に正しく伝えていなかったなどの疑いで書類送検された。【共同】

このエントリーをはてなブックマークに追加