撮影の様子を振り返り、佐賀の印象などを語る上白石萌音さん

撮影前、鹿島市の祐徳稲荷神社で安全祈願をした主演の上白石萌音さんとティティ・マハーヨーターラックさん

■地域ドラマ「ガタの国から」インタビュー

 嬉野市と鹿島市を舞台にしたNHK佐賀放送局の地域ドラマ「ガタの国から」の撮影が終了した。佐賀の女子高生とタイの人気俳優との心の交流を描く青春ドラマで、映画「君の名は。」でヒロインの声優を務めた女優の上白石萌音(もね)さん=鹿児島県出身=が主演。7月の放送を前に、上白石さんに撮影の様子やドラマの見どころ、佐賀の印象を聞いた。

 -撮影で約2週間、佐賀で過ごした。初めての佐賀の印象を。

 撮影中はずっと嬉野の温泉旅館に泊まっていて毎晩温泉に浸かっていました。鹿児島も温泉があるので小さい頃から大好きでした。食べ物も全部おいしくて、温泉湯豆腐にはまっちゃいました。

 -セリフはもちろん佐賀弁。

 鹿児島弁と微妙に違うけど、近いところもあって、つい鹿児島弁が出ちゃいそうになることも。言い回しに苦労したけど、佐賀弁の「がばい」とか「しとっとよ~」なんて言葉は丸くて、とてもかわいく感じました。

 -昨年は「君の名は。」が大ヒット。一躍「時の人」になった。

 激動の1年というか、どんどん広がって自分が追いつかなくなってしまうように感じた1年でした。まだ全て実感しきれていませんが、ある意味、原点のような年になったと思います。

 -今回共演したタイの若手俳優ティティ・マハーヨーターラックさんからも刺激を受けたとか。

 (映画初主演の)「舞妓はレディ」の時は自分のセリフを言って「1シーンを生きる」ことに精いっぱいでした。少しずつ視野を広げていきたいと思っていたので、彼から学ぶことは多かったです。初めて日本のスタッフと撮影したのに常に周りが見えていて、全然私と違うなって。自分のことを精いっぱいやりながらも、ちゃんと俯瞰(ふかん)して見られるようになりたいです。

 -理想の女優像とは。

 自分でやりたい役を選ぶというよりも、周りから「この役は?」と勧められた方が演技の幅が広がる気がしています。思いもしなかった役にも寄り添ってやってみたい。それができるのが女優だと思います。

 「ガタの国から」は7月19日22時から、NHKBSプレミアムで放送予定。

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