天井板の破損箇所を点検する検証委員会の委員=鳥栖市の学校給食センター

 昨年4月の熊本地震で鳥栖市学校給食センターの天井板の一部が剥落した問題で、専門家による第1回被災検証委員会が5日、同センターで開かれた。地震との因果関係や責任の所在を明らかにするため、春休みに天井板を外して天井裏を点検することや施工業者からヒアリングすることなど今後の調査方針を決めた。

 橋本康志市長は「給食センターは市が持っている中で最も新しい建物だが、震度4で被災した。原因と責任を明らかにしたい」とあいさつした。検証委は建築学や地震工学を専門とする大学教授3人と弁護士1人の4人で構成され、奥田律雄弁護士(佐賀市)を委員長に選んだ。

 委員はランチルームや2階通路などで、壁際の天井ボードが破損している箇所や点検口から懐中電灯で天井裏を確認した後、市教委からこれまでの経緯を聞き、契約書、図面、工程表などの資料を見ながら説明を受けた。

 協議は非公開で行われ、終了後に会見した奥田弁護士は「今後は天井板を一部取り外して天井裏がどうなっているのかなどを調査・検証し、法的責任があるかどうかを判断したい」と話した。

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