■携帯、スマホ使用時間増

 4月の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)と、同時に佐賀県教育委員会が実施した学習状況調査に関し、県教委は独自に採点・分析した結果をまとめた。応用問題を解く活用力に課題があり、学力の地域差がある状況は11年連続だった。小中学生とも、平日の家庭学習時間が増えた一方、携帯電話やスマートフォンを使う時間が増えた。

 県平均正答率は、小5国語61・5%、算数65・4%▽小6国語68・0%、算数65・5%▽中1国語68・5%、数学68・5%▽中2国語58・0%、数学54・3%▽中3国語74・4%、数学57・2%。小中ともに、漢字の読みや計算問題など基礎の正答率は高い一方、考えをまとめるなど記述式は低かった。この傾向は全国学力テストが始まった2007年度以降、全国同様に続いている。

 集計結果は、県内を佐城(佐賀市、多久市、小城市)▽三神(鳥栖市、神埼市、吉野ケ里町、基山町、みやき町、上峰町)▽東松浦(唐津市、玄海町)▽杵西(武雄市、伊万里市、白石町、大町町、江北町、有田町)▽藤津(鹿島市、嬉野市、太良町)の5地域に分けて公表した。

 地域別の正答率では、佐城が全学年・教科で県平均と同じか上回ったが、東松浦は全て下回った。三神は小5が県平均を下回り、小6~中3は県平均と同じか高かった。杵西は小6と中3、藤津は中1などが県平均より低かった。地域間の学力差は、中2が最も大きかった。

 平日に授業以外で1時間以上勉強する割合は、小学生61・4%、中学生62・5%と前年度から増えた。平日に2時間以上テレビなどを見る割合は、小学生53・1%、中学生53・2%といずれも減少した。

 一方で、携帯電話やスマートフォンで平日1時間以上通話やメールをする割合は、小学生19・3%(前年度比2・4ポイント増)、中学生37・7%(同1ポイント増)と増加傾向が見られた。1時間以上ゲームをする割合は、中学生が51・8%と0・1ポイント減、小学生は47・5%と前年より1ポイント増えた。

 調査は県内公立学校で、小学校165校1万4940人、中学校94校2万2045人を対象に4月18日に実施し、小6と中3は全国学力テストを用いた。

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