SUMCO伊万里の永益邦弘(左)が鏡体協の中村貴寛を抜いてトップに立つ=7区

 ○…前半に背負ったタイム差があまりにも大きすぎた。連覇を狙ったSUMCO伊万里は後半の猛追及ばず、鏡体協と1分42秒差の2位に終わった。川久保圭一監督は「鏡が強かった。先手必勝の見本のようなレースを見せられた」と脱帽した。

 鏡が序盤重視の布陣で来ることは予想していたが、背中が見えなくなるほどの独走を許すのは想定外だった。一人旅のライバルとは対照的にリズムに乗れず、前半4区間で1分程度を覚悟していた差は、3分33秒にまで広がっていた。

 前年の優勝メンバー8人がそのまま残るものの、体調不良の選手をカバーするために2度の区間変更を強いられ、チーム状態は万全とは言い難かった。それでも、節目の今大会で勇退する川久保監督の花道を飾ろうと見せ場をつくった。「キャプテンとして意地を見せたかった」と永益邦弘が7区でトップに立ち、唯一の区間賞を獲得。後半は先頭でゴールテープを切り、鏡に一矢報いた。指揮を執った7年間で3度頂点に立った川久保監督は「選手に恵まれ、いい思いをさせてもらった。チームとして常時上位を争ってほしい」。優勝11回を誇る名門のさらなる発展を期待した。

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