2016年上演の「紙屋町さくらホテル」の舞台写真(提供・こまつ座、田中亜紀さん撮影)

 「佐賀で生の舞台を観る機会を」と、1970年秋に佐賀市民劇場が創立された。初期には芝居の券を売るのにも苦労したらしい。「みんなで会費を持ち寄りみんなで運営する」サークル(3人以上で構成)を主体にした会員制の組織になってから、徐々に定着していく。途中、佐賀市民会館の閉鎖など幾多の困難を乗り越え、年6回、46年間で324回の公演を成功させてきた。

 創立当初から佐賀市民劇場の運営に携わる事務局長の今田香世さんは、多いときは年間60本以上の舞台を見てきた。中でも佐賀市民劇場の舞台には特別な思い入れがあり、演目を見ただけで登場人物やストーリー、印象的な場面が思い浮かぶという。

 「最初は興味もほどほどでしたが、見ているうちにお芝居が大好きに。芝居の魅力は深いです」と目を輝かせる今田さん。9月は井上ひさし作「紙屋町さくらホテル」、以後「大空の虹を見ると私の心は踊る」「十二人の怒れる男たち」など名作の公演が続く。年度途中の入会可。事務局は電話0952(26)0791。(地域リポーター=富崎喜代美・佐賀市)

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