コノシロ漁に与える影響の調査を終えて帰港する船=太良町の竹崎漁港

 防衛省は1日、自衛隊の新型輸送機オスプレイの騒音が、音に敏感なコノシロ漁に与える影響について有明海で現地調査をした。自衛隊ヘリ1機を飛ばすなどして魚の動きを確認したところ、音などに反応して逃げる様子が確認された。

 現地調査は7月末に続き2回目で、今回で終了する予定。防衛省は、収集したデータを基に分析結果をまとめるまでに数カ月かかると説明している。

 調査では地元の投網漁師約20人と防衛省の担当者、調査の委託を受けた業者が5隻の船に分乗した。午前7時ごろに藤津郡太良町の竹崎漁港を出発し、佐賀空港東側の漁場に向かった。

 同行した漁業者によると、オスプレイと同じ周波数を出すスピーカーを海中に沈めたり、ヘリの高度を300メートルや500メートルに変えながら飛行させたりして魚の反応を調べた。

 音などに反応する様子が確認され、投網業者の会の寺田豊さん(47)は「魚がヘリの音で逃げてしまうということを目で見て確認し、認識をしてもらえたと思う。(オスプレイが)漁に差し支えることは分かってもらえたはず」と話した。

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