再稼働に同意しないよう求める要請書と質問書を、県の担当者に手渡す福岡県糸島市などの母親たち=佐賀県庁

■原発事故時、県境は関係ない

 九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に関し、福岡県の三つの市民団体が7日、佐賀県の山口祥義知事や県議会に対し、同意しないよう要請した。事故が起これば県境は関係ないとして、山口知事の再稼働の判断時期が迫る中で、隣県の不安の声も大きくなっている。

 福岡県糸島市などに住む母親たちでつくる「子どもの命を守りたい母の会」は、事故発生で放射性物質が偏西風に乗り、おびただしい数の人が被ばくすると強調した。福島第1原発事故直後に東京から移住した遠藤芙美代代表(39)は「近隣地域を不安に陥れないでほしい。私たちの声を国政に届けて」と訴え、子どもたちにも説明する場を設けるよう求めた。

 玄海原発運転差し止め訴訟の福岡市の原告らでつくる「今を生きる会」は、福岡市では住民説明会が開かれず「納得できない」と主張した。再稼働に関し「動かさなければ事故は起きない」と指摘し、山口知事に対し原発のリスクや福島第1原発を視察した感想など24項目を質問した。

 福岡県飯塚市で原発に反対する市民団体は「原発なしでも電気は足りている」と強調し、再稼働する根拠はないと訴えた。

このエントリーをはてなブックマークに追加