■9日、山口知事と面談

 九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に関し、内閣府の山本公一原子力防災担当相が8、9の両日、佐賀、福岡、長崎3県を訪れ、それぞれ知事と面談する。発電所内の対策を確認し、介護施設や県オフサイトセンターなどを視察する。内閣府は、大臣が原子力防災に取り組む現場を視察することで、今後の計画改善などにつなげていくとしている。

 山本大臣は8日、長崎県の中村法道知事と面談後、玄海原発を視察し、玄海町の特別養護老人ホーム「玄海園」で原子力防護対策をチェックする。唐津市呼子町加部島の「風の見える丘公園」では周辺に離島が多い実情を確認、事故時に現地対策本部を置く県オフサイトセンター(唐津市)も訪れる。

 9日は福岡県の小川洋知事と面談後、佐賀県庁を訪れ山口祥義知事と意見交換する。山口知事は、これまで幅広く聴いてきた県民の意見を伝え、原子力防災に関する取り組みの充実や責任の明確化などを求めるとみられる。

 玄海原発の事故に備えた広域的な避難計画は昨年12月、安倍晋三首相を議長とする政府の原子力防災会議で了承された。ただ、福島第1原発事故や熊本地震を受け、県民、首長からも実効性や周知などに関し疑問や不安の声が上がっている。

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