教育関係者に食農教育の重要性を訴える武富勝彦さん=佐賀市のグランデはがくれ

 県内各市町の教育委員らが食農教育について考える講演会が、佐賀市で開かれた。元高校教諭で、有機農法で古代米などを栽培・販売している武富勝彦さん(70)=杵島郡江北町=が「子どもたちが豊かな人生を送り、生きる力を身に付けるには食が基本になる」と訴えた。

 武富さんは「今や教育者の側でさえ農作業の経験や食への知識が乏しくなっている」と指摘。地元でできたものを旬のうちに、その土地に伝わる調理法で食べるなどの原則を掲げた。子どもと一緒に農業体験をしながら育てる喜びや感動を共有し、家庭、学校、地域社会で正しい食習慣や地域伝統の食文化を学ぶ機会をつくる必要性を説いた。

 講演会は県市町教育委員会連合会定期総会に合わせて開かれ、教育関係者約50人が耳を傾けた。

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