北内郭から見えた環水平アーク

物見やぐらを包む鮮やかな雲と空

■弥生も今も予報は大事

 毎日、空を見上げていると、さまざまな気象現象が見られます。夏の入道雲、春や秋に見られる箒(ほうき)で掃いたような薄い「ほうき雲」はその代表ですが、私は梅雨から夏へかけての雲が一番面白く思えます。

 例えば、脊振の山並みに低く黒い雲が覆いかぶさっているかと思うと、南の空は雲の湧き立つ真夏の風景だったりします。

 先月は「環水平アーク」と呼ばれる珍しい虹色の雲も見られました。環水平アークは、太陽の下方向に現れる虹色の帯で、ほぼ水平に現れます。これは、薄い雲の中の氷の粒によって引き起こされる現象ですが、この現象が見られると低気圧か前線が近づいて来ている証拠で、天気は下り坂となります。

 もちろん、これらの気象現象ははるか昔から起こっている現象ですから、弥生の人たちもきっと空を見上げて、さまざまなことを話していたのではないでしょうか。特に、災害につながる雨に関する予測はいつの時代も必要なことです。

 もしかしたら、今の気象予報士みたいな人がいたのではないかと私は思います。もちろん、その時代は経験と知恵と勘が結果を生んだと思いますが。(吉野ケ里ガイド)

=吉野ケ里散策 福田幸夫=

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