神埼市仁比山小渕地区の水車でついた水車米

■地域産業の記憶伝える

 神埼市の仁比山小渕地区の一帯には明治30年ごろ、城原川を水源とし、水路を利用した60基以上の水車群があり、製粉、精米、製材が盛んに行われていた。しかし電力の普及により、水車群は昭和30年頃にはその姿を消してしまった。

 町は平成7(1995)年に美しい村づくりとして仁比山水車を復元し、水車の里として展示資料館の遊学館も併設した。

 地元の小渕自治会は、水車の里振興会を発足。春と秋の九年庵開園時期に精米装置を動かし、玄米を4時間以上つき、「水車米」として販売している。

 振興会の佐々木彰さんは「8分づきは胚芽が残り、健康食として喜ばれています」と語る。団体での水車内の見学申し込みは振興会、電話0952(52)1586へ。(地域リポーター・江原邦興=神埼市)

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