東松浦郡玄海町の岸本英雄町長は15日、町内に立地する九州電力玄海原発3、4号機の再稼働に向けた地元同意の判断に際し、住民投票やアンケートは行わず、議会の意見を聞いて判断する考えを改めて示した。町議会一般質問で、共産党の藤浦晧議員の質問に答えた。

 藤浦議員は「プルサーマル問題の時のように議会と町長だけの判断で一方的に決めるのは不合理」とし、住民投票やアンケートで全町民の意思を確認しながら進めるべきと主張した。

 岸本町長は今後も国や事業者に丁寧な説明を求めていくとした上で「原子力規制委員会の審査結果を尊重し、住民の代表である町議会議員の皆さまのご意向をうかがって判断したい」と答弁し、住民投票は考えていないとした。

 慎重に取り組むべきと再度ただされると、岸本町長は町民への広報は十分行ってきたと強調。「日本は間接民主主義。直接民主主義的なことを頻繁にやれば日本の政治体制は壊れてしまう」と述べ、「住民投票をするつもりはない」と繰り返した。

 規制委は玄海3、4号機の再稼働の前提となる「審査書」案を既に了承し、一般公募した意見を精査した上で来年1月にも審査書を正式決定する見通し。岸本町長は正式決定後、町議会の原子力対策特別委員会を開く方針。

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