「小城の新しい土産品」をテーマに、コイと肥前狛犬の土鈴を提案した佐賀大生の増田ひかるさん(左)と佐藤明歩さん=小城市小城町の小柳酒造高砂本蔵

■佐大生ら130人土鈴やアニメも

 ものづくりと芸術を通して「小城」を表現する「天山アートフェスタ」が、小城市小城町の小柳酒造高砂本蔵をメーン会場に開かれている。佐賀大生による郷土の新しいお土産コンクールでは、千葉氏、小城鍋島家の家系図をモビールに仕上げたり、須賀神社の長い石段に腰をかけて一服する姿をかたどった土人形など、機知に富んだ作品数百点が並ぶ。24日まで。

 同フェスタは15回目。今年は小城山挽(やまひき)祗園700年祭(23、24日)とコラボする形で、「ちいきをカタチに、小城をカタチに」をテーマに佐賀大の田中右紀教授ら講師陣と芸術関係を学ぶ学生ら約130人が出品。小城の新名物を探ろうと5月に数回にわたって小城公園や清水の滝などを巡った。

 文化教育学部美術・工芸課程2年の増田ひかるさん(19)と佐藤明歩さん(19)のグループは、コイと肥前狛犬に着目し、土鈴に仕上げた。佐賀市大和町出身の増田さんは「小城は羊羹のイメージが強く、清水のコイ料理店の多さに驚いた」とリアルに泳ぐコイの姿を造形。佐藤さんは「小城公園の神社の境内にあった肥前狛犬の形がかわいい」と、ずんぐりとした体形にデフォルメして制作した。

 同課程3年の金子万吏さん(20)らは、合併前の旧4町を美少女キャラに仕立て、「小城町よんしまい」という題名で市制に至るアニメ作品を制作した。赤レンガや羊羹、干潟など各町の風土や特色を生かし風刺の効いたショートストーリーに仕上げ、小城市の新しい姿を描いている。

 石崎誠和准教授は「学生なりに小城の歴史を解釈し、若い感覚で新鮮なアイデアが出ている」と作品を評価している。

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