基調講演で、LGBTへの理解や支援の必要性を説明する五十嵐ゆりさん(中央)=佐賀市天神の佐賀市立図書館

 LGBTと呼ばれる性的少数者への理解を深めるフォーラムが佐賀市で開かれた。市民ら約100人が、講演などを通して学校や職場での当事者の悩みや支援の必要性を学んだ。

 福岡県を拠点に啓発活動を行うNPO法人RainbowSoupの代表で、レズビアンの当事者をカミングアウトしている五十嵐ゆりさんが講演した。セクハラ防止の対象にLGBTが加わるなど社会に浸透してきたことを指摘しつつ、「職場でカミングアウトを強要されたり、学校現場でいじめや暴力を受けたりしてLGBT関連の人権侵害は後を絶たない」と強調した。

 LGBTの割合は5~8%とされ、「少なくとも20人に1人は当事者。近くにいるかもしれないと認識してほしい」と呼び掛け。カミングアウトを受けた時の対応の仕方として「落ち着いて受け止めを」「じっくり話を聞いて」などと紹介し、「当事者は理解者がいると心強く、人間関係が良好になる」と述べた。

 男女共同参画をテーマに同市が毎年開いている「女(ひと)・男(ひと)フォーラム」で講演した。支援や理解促進の在り方について討議するパネルディスカッションもあった。

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