そろいの法被で山笠を引き、町を練り歩く人々=唐津市北波多

 260年の伝統を誇る唐津市北波多の「徳須恵祇園祭」が23日始まり、高さ6メートルの山笠が、威勢のいい囃子(はやし)の音とともに地区内を練り歩いた。24日も午後4時から同8時半まで巡行する。

 今年の表山は「賤ケ岳(しずがたけ)の戦い 黒田官兵衛奮戦の場」で、午後5時に八坂神社を出発した。今年は法被や提灯(ちょうちん)を新調。地方創生の交付金を活用し、役員や囃子方が着用する長法被20着、大人、子ども用の法被170着と山笠を飾る提灯16個をそろえた。

 山笠保存会の小杉正臣会長(70)は「これまでバラバラの法被だった。一つにまとまった感じがする」と伝統の継承に気持ちを新たにしていた。

 徳須恵祇園祭は、江戸中期に全国にまん延していた疫病の退散と健康祈願から始まったとされる。炭鉱の閉山や若者の流出で1965年に山笠行事は中断。82年に復活し、3年前からは子供山笠も始めた。

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