決勝・伊万里農林-唐津商 唐津商7回裏2死一、三塁、通山正一が左中間を破る適時二塁打を放ち、8-3と突き放す=みどりの森県営球場

 第64回NHK杯佐賀県高校野球大会最終日は6日、佐賀市のみどりの森県営球場で決勝があり、唐津商が10-3で伊万里農林を破って4年ぶり4度目の優勝を飾った。

 唐津商は打線が奮起。初回に先制して勢いに乗ると、その後も足を絡めた攻撃などで着実に加点し、伊万里農林を寄せ付けなかった。

 この結果、夏の選手権佐賀大会の第1シードは昨秋と春の大会を制した佐賀北に決定。第2シードにはNHK杯優勝の唐津商が入る。第3、第4シードは佐賀学園と佐賀商の抽選で確定する。

■唐津商10-3伊万里農林

 唐津商は12安打10点の猛攻で伊万里農林に圧勝した。

 唐津商は初回、岡本晃、山口大、田口の3連打で1点を先取。二回は9番伊藤諒の右越え三塁打で1点を奪った。四回は7番通山の中前打を足掛かりに3点を加え、終盤も着実に加点した。投げては伊藤諒-山浦の継投で3失点にとどめた。

 伊万里農林は六回、西山の適時打で1点。七回は古場、比留木の連続適時打で2点を返したが、及ばなかった。

■初回から一気、“足攻”も

 昨秋の県大会は初戦敗退、春も3回戦止まり。結果を残せていなかった昨夏の甲子園出場校・唐津商が猛打で頂点まで駆け上がった。決勝を含む4試合で奪ったのは31点。吉冨俊一監督は「昨夏の経験者が中心に頑張ってくれた。夏に向けて勢いがついた」と選手たちの頑張りを認めた。

 この日の伊万里農林との決勝でも初回から一気にたたみかけた。初回、先頭の岡本晃、山口大晴、田口鈴之介の連打で幸先良く先制し、2回も長打で1点を加えた。

 さらに“足攻”も光った。四回1死二、三塁からスクイズを決めて1点を奪うと、盗塁など絡めて2点を加えた。

 「どん底まで落ちたけど、全員で必ずはい上がろうと諦めなかった」と善良太郎主将。NHK杯の唐津地区予選も1回戦で敗れたが、敗者復活戦で奮起。上昇気流をつかんでの優勝だった。

 夏の大会に向けて善主将は「この状態を維持しつつ、気を抜かずに戦っていきたい」と意気込む。苦しんできた昨夏の覇者が、ここに来て夏の優勝候補の一角に名乗りを上げた。

 ▽決勝(みどりの森県営球場)

伊万里農林 000 001 200 3

唐津商   110 300 32× 10

▽三塁打 山口翔(伊)伊藤諒、土井(唐)▽二塁打 古場(伊)坂本、通山(唐)

唐津商10―3伊万里農林

伊万里農林  打安点

(8) 比留木311

(5) 丸 田300

 5  山口真000

(3) 山口翔410

(1)7西 山421

(9)19岩崎滉410

(2) 藤 原310

 H  八 坂100

(7)4古 賀300

 H  小 島110

(4) 副 島200

 9  松 下100

 1  松 田000

 H  浦 川100

(6) 古 場311

 6  毛 利000

     計 3383

 振球犠盗失併残

 3110215

唐津商    打安点

(8) 岡本晃420

(4) 山口大410

(5) 田 口521

(6) 土 井522

(7)  善 300

 1  山 浦000

(9) 山 下400

(2) 通 山432

(3) 坂 本210

(1) 伊藤諒212

 H  佐 伯100

 7  仲 野000

   計   34127

 振球犠盗失併残

 3422216

投 手回   安振球

西 山4   712

岩崎滉22/3301

松 田11/3221

伊藤諒8   721

山 浦1   110

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