県出身のクリエーターら11人が、知事に政策アイデアをプレゼンした=佐賀市のシアター・シエマ

◆城内を芸術拠点に ITで交通網充実

 県出身クリエーターらが、佐賀の暮らしや街づくりなどに対するアイデアを知事に提案する「勝手にプレゼンFES」が、佐賀市のシアター・シエマで開かれた。建築家やデザイナーなど11人が、城内エリアの再開発や、ITを用いた公共交通網充実などの独自性あるアイデアを発表した。

 伊万里市出身の建築家・馬場正尊さんが、クリエーターならではの視点で故郷の魅力を引き出そうと企画した。全国で活躍する県出身クリエーターらが、知事や県職員約50人を前に、1企画につき5分間のプレゼンテーションを行った。

 EWMファクトリー代表取締役の友納健一郎さんは、県内公共交通網の充実を図るのに、国内外で実用化が進み始めた「自動運転バス」の導入を提案。「スマホでエンジンを起動するシステムを活用すれば利用者が運転でき、運転手を雇用する人件費をカットできる」とIT技術を使った新交通施策を訴えた。

 馬場さんは、美術館や博物館、図書館などが集う城内地区を「芸術拠点エリア」に再開発する都市構想を出した。老朽化した市村記念体育館を、エリアの核となる複合芸術施設に造り替えることで、「交流拠点となって人の流動が生まれる」と語った。

 11人のプレゼンを受け、山口祥義知事は「アイデアを持つ皆さんと行政が連携し、新たな価値観を佐賀から組み立てていきたい」と期待を寄せた。

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