鹿児島県は7日、九州電力川内原発(同県薩摩川内市)の安全性などを議論する専門家委員会の第2回会合を開いた。九電側は、川内1号機の定期検査で異常は認められなかったとして安全性を強調、委員らに理解を求めた。専門家委員会は特別点検や定期検査の結果を了承した。

 専門家委員会の座長を務める宮町宏樹鹿児島大大学院教授(地震学、火山物理学)は会合終了後、来週末までに県知事への助言をまとめ提出する意向を示した。

 2016年度内の会合開催はこの日が最後になる予定。会合では県などが1月28日に実施した原子力災害を想定した防災訓練を踏まえ、改善点がないかどうかも検証した。

 宮町座長は会合に先立ち、委員会としての原発の安全性に関する結論は出さず、三反園訓知事に助言として報告する考えを表明。専門家委員会に検証作業を委ねている三反園氏は、委員会での議論を踏まえて「私なりの判断をしたい」との意向を示している。

 三反園氏は、16年7月の県知事選に専門家委員会の設置を公約に掲げて当選。原子力や地震といった分野の専門家12人をメンバーに選定し、16年12月に初会合を開いた。【共同】

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