唐津署の護送車(左)と大型トレーラーが衝突した事故現場=2日午後3時ごろ、小城市小城町の国道203号(写真の一部を画像加工しています)

■4人重軽傷 トレーラーと衝突

 2日午後2時20分ごろ、小城市小城町晴気の国道203号で、唐津署の護送車と大型トレーラーが正面衝突し、護送されていた容疑者の男が意識不明の重体になった。護送車の男性署員3人も負傷し、トレーラーの男性運転手もけがをした。小城署はどちらかの車両が中央線をはみ出したとみて原因を調べている。

 小城署などによると、意識不明になったのは、親族を刺すなどした疑いで6月1日に逮捕された唐津市の男(66)=殺人未遂容疑で送検済み。勾留先の唐津署から佐賀市の佐賀地検に護送中だった。

 男は護送車の最後列中央に座り、両脇にいた唐津署留置管理課の巡査部長(46)が頭を打ち重傷、巡査長(31)も負傷。運転していた同課の一般職員(47)は太ももの骨を折るなど重傷。

 小城署によると、現場は片側1車線で緩いカーブの坂道。護送車が坂道の下り方向、トレーラーが上り方向の車線を走行していた。トレーラーは神埼市で荷を下ろし、多久市の会社に戻る途中だったという。

 地元の住民によると、見通しは悪く、事故が多い場所という。近所の男性(65)は「下りの車はスピードを出すので、いつも気を付けて運転している」と話し、「これほどの事故は初めて。護送車はフロントガラスがめちゃくちゃに壊れていた」と驚いていた。

 佐賀県警の牧瀬義昭監察課長は「交通事故防止対策に取り組んでいる中、職員が交通事故を起こしたことは誠に遺憾で、被害者と県民の皆様に深くおわび申し上げます。事故原因については捜査中で、結果を踏まえて適切に対応したい」とコメントを出した。

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