レスリング男子個人60㌔級決勝 序盤から榊(東京・帝京)と激しくぶつかる鳥栖工の小柴亮太(左)=山形県上山市の三友エンジニア体育文化センター

レスリング男子個人66㌔級準々決勝 相手の背後をとって攻める鳥栖工の諏訪間新之亮=山形県上山市の三友エンジニア体育文化センター

■果敢に攻め国体へ照準

 最後のインターハイで持てる力を十二分に発揮した。レスリング男子個人60キロ級の小柴亮太(鳥栖工)が銀メダルを獲得。決勝はTフォールで完敗したものの、小柴健二監督は「技を仕掛けて失敗したが、何もしないより全然よかった」と気にしなかった。

 準々決勝は全国選抜2位の鈴木(埼玉栄)と対戦。相手の脚や背後を巧妙に捉えつつ、終盤にTフォール勝ちした。準決勝は団体戦で手合わせし8-2で下した土井(京都・網野)と再戦し、1分あまりでフォール勝ちを収めた。

 決勝は、五輪など世界で活躍する選手を育成する「JOCエリートアカデミー」に所属する榊(東京・帝京)が立ちはだかった。小柴は早々と背後をとられ2失点。なおもタックルをしかける榊にカウンターで対抗しようとしたがかわされ、再び背後を取られると二度、三度とローリングを受け、一気に勝負を決められた。

 小柴はグレコローマンが本職で、フリースタイルで競う全国総体にピークを合わせてはいない。「フリースタイルはこれで引退」と語り、17日からの全国高校生グレコローマン選手権や、秋の国体に照準を切り替える。

 父親である小柴監督も高校時代、全国総体個人は2位だった。「亮太は私と違い、自分のスタイルを持っている。国体ではぜひ自分を超えてほしい」。指導者と父の両面をのぞかせつつ、日本一へ期待を寄せた。

■諏訪間「来年は優勝を」

 レスリング男子個人66キロ級の諏訪間新之亮(鳥栖工)は、準々決勝で昨年の国体覇者・基山(三重・いなべ総合学園)に2-5で敗れた。「相手が上だった。タックルを取ろうとしたが、うまくいかなかった」と悔しさをかみしめた。

 序盤に左足をつかまれ、背後を許して2点を先取されたが、自らも基山の背中に回り込んで同点とした。その後は隙をうかがうもチャンスをつかめず、場外に押されるなど失点を重ねた。

 横浜市出身で、叔父はプロレスラーの諏訪魔、兄・翔太郎(拓大2年)も鳥栖工OBの選手。高校は「兄とは関係なく」小柴監督の指導を仰ごうと鳥栖工を選んだ。

 2年生の諏訪間は「技のレパートリーを増やし精神面を鍛えたい。来年は優勝する」と誓った。

 ▽男子60キロ級準々決勝

小柴亮太(鳥栖工) Tフォール5分12秒 鈴木歩夢(埼玉・埼玉栄)

 ▽同準決勝

小柴亮太(鳥栖工) フォール1分4秒 土井璃音(京都・網野)

 ▽同決勝

榊流斗(東京・帝京) Tフォール1分16秒 小柴亮太(鳥栖工)

 ▽同66キロ級準々決勝

基山仁太郎(三重・いなべ総合学園) 5-2 諏訪間新之亮(鳥栖工)

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