県警察学校の初任科生らに、30年近く茶道を教えてきた裏千家正教授の服部小夜子さん(77)=佐賀市高木瀬東・写真=が、警察協力章を受章した。服部さんは「好きなことを長くさせてもらえた。元気な限り教えていきたい」と喜んでいる。

 服部さんが警察学校の茶道講師になったのは1989年。それ以前は茶道の講義がなく、受講を望む声があると当時の学校長から聞いたことがきっかけだった。当初は月4回、現在は月1回のペースで、あいさつやお点前など一連の作法を教えている。

 講義に加え、老舗旅館での出稽古や、校内の文化祭など教え子との交流を重ねてきた服部さん。「お茶をいただくことで、ほっとする心のゆとりをつくってほしい」。高い倫理観や厳格さが求められる警察業務を担う若者たちに、そんなまなざしを送る。

 県警本部で7月28日にあった伝達式では、逢阪貴士本部長から服部さんに表彰状が手渡された。警察協力章は、長年にわたって交通安全や防犯などの警察業務に協力した警察部外の人が対象。今回は全国で41人が受章した。

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