指定暴力団住吉会系元会長の矢野治死刑囚(68)が殺害を告白した不動産会社社長の遺体が昨年11月、埼玉県の山中で見つかった事件で、警視庁組織犯罪対策4課が殺人の疑いで、矢野死刑囚を近く逮捕する方針を固めたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。

 矢野死刑囚は2003年1月に発生した前橋市のスナック拳銃乱射事件で殺人罪などに問われ、14年に刑が確定した。捜査関係者によると、確定死刑囚を逮捕するのは極めて異例。

 埼玉県で見つかった遺体は、1998年4月から行方不明になっていた東京都新宿区の斎藤衛さん=当時(49)。

 捜査関係者によると、矢野死刑囚は14年9月に警視庁へ送付した手紙で、金銭トラブルになった斎藤さんを当時の組事務所のおりに監禁して絞殺、当時配下の元組員に遺体の遺棄を指示したと明かしていた。死体遺棄は3年の公訴時効が成立している。

 組対4課は、配下だった元組員らに事情を聴き、埼玉県ときがわ町の山中を捜索。昨年7月は発見できず、同11月に再び捜索し、遺体を見つけた。白骨化しており死因は特定できなかった。(共同)

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