畳敷きの部屋で映画を鑑賞する来場者=佐賀市富士町の泊まれる図書館「暁」

 毎年9月に開かれる富士町古湯映画祭以外の時期でも映画に親しめる環境をつくろうと、佐賀市富士町の泊まれる図書館「暁」で7月30日、定期上映会が始まった。来場者は、古湯温泉街の中にたたずむ改装した古民家で銀幕の世界にゆったりと浸った。

 アマゾン奥地のジャングルを舞台にした「彷徨(さまよ)える河」を上映した。福岡、長崎など近県からの来客を含む11人が畳敷きの部屋で鑑賞。福岡市の40代男性は「福岡でも単館系の映画館は少なく、こういう取り組みは続けてほしい。ぬる湯の温泉につかりながら見る仕掛けがあっても面白いかも」と話していた。

 この日は、古湯映画祭で実行委員会会長を務める大歯雄司さん(64)も来場。「温泉街の魅力が増えていくのはいいこと。相乗効果で古湯と聞けば映画も連想するようになれば」と今後に期待していた。上映会は「暁」が主催。2カ月に1回をめどに開催していく予定だという。

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