「ひろばと私」を出した堤和之さん=佐賀市の佐賀新聞社

 佐賀新聞の読者投稿欄「ひろば」に長年にわたって投稿を続けている佐賀市の堤和之さん(80)が、新聞掲載の65編をまとめた冊子『ひろばと私』を自費出版した。投稿を始めた1995年から今年掲載分までを収め、子どもたちや若者へのエール、日本人の心、高齢者に対する思いなど、投稿内容からは堤さんの優しい心根が読み取れる。

 堤さんは31歳の時、電気工事業「シグマ電工」(現株式会社シグマ)を創業。会社経営の傍らロータリアン(ロータリークラブ会員)として社会奉仕にも積極的に取り組んできた。企業経営者として、また一市民として、世の中や人の日常を見つめ、感じたことをそのまま文章にしたため、折々に投稿を続けてきた。

 冊子は文庫本サイズに95年から今年3月までに掲載された65編を収録。著名な童画家西島伊三雄さんの作品を表紙絵にした。

 堤さんは「今年は創業から50年。今は経営からは退いているが、多くの人との出会いがあり、励ましをいただいた。そんな人たちへの感謝を込めて、私だけの50年目の小計としての思いを形にした」と話す。非売品で300部。「すべてお世話になった方へのプレゼント用です」という。

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