芸術学部の学生らの作品約500点を取り出した柿右衛門様式窯の窯開き=福岡市東区の九州産業大学

 九州産業大学(福岡市東区)構内にある柿右衛門様式窯で21日、今年初めての窯開きがあり芸術学部や同大学院芸術研究科の学生、大学主催の陶芸教室に参加する地域住民ら23人が作った、約500点が窯から取り出された。

 柿右衛門様式窯は、大学の研究科教授だった故・十四代酒井田柿右衛門氏が芸術を志す若者に「伝統工芸の奥深さを感じてほしい」との思いを込め2000年10月に設置した。年3回程度のペースで窯開きを実施しており、今回で52回目を迎える。

 作品の窯入れは10日前から始め、1250度の高温で28時間かけて焼き上げた。焼いている間は2年生以上の12人の学生が交代で火を見張った。芸術学部の梶原茂正教授が窯を開け、皿や椀を運び出すと、見守る学生から歓声が上がった。

 有田町出身で母校・有田工業高セラミック科の教員を目指す3年生の岡田彩菜さん(20)は「過去3回で今回が一番思いを込めて作った」と言い、皿やコップなど作品の出来ばえを確認。「もっと強してさらに技術を磨きたい」と笑顔をみせた。

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