サガン鳥栖の20歳の誕生日を祝うケーキをカットするサポーターら=鳥栖市のホテルビアントス

Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎さんから寄せられたメッセージ

■どん底からJ1 地域が、夢が支えた

 サッカーJ1・サガン鳥栖が発足して20周年を迎え、5日、チームを支えてきた県内外の有志約60人が鳥栖市のホテルで誕生会を開いた。「よくここまで育ってくれた」「世界で闘うサガンに」。他界した仲間に黙とうを捧げてさらなる応援を誓い、チームの飛躍を願った。

 サガン鳥栖は前身の鳥栖フューチャーズの解散を受けて1997年2月4日、市民球団として発足。ことしJ1・6年目を迎えるまでに大きく成長している。

 発起人を代表して当時、県庁から出向して市助役だった中野啓(あきら)さん(73)が「山下英雄・元市長や坂田道孝・元県サッカー協会理事長らがいなければ今のサガン鳥栖はない。将来、世界一になるのが夢」とプロチーム誘致やスタジアム建設に尽力した人たちの名を挙げて功績をたたえた。

 監督やゼネラルマネジャーを務めた松本育夫さん(75)も駆けつけ「これまでの苦労を知って地域密着型のチームづくりをしてほしい。25日の開幕戦は応援に来る」と祝辞を述べた。

 Jリーグ初代チェアマンでクラブ存続を支援した川淵三郎さんは「苦難の生い立ちの歴史を知る自分としてはよくここまで育ってくれたと心からうれしく思う」とメッセージを寄せた。

 フューチャーズの時代からゴール裏で太鼓をたたいて応援していた自営業小田勇一さん(49)=福岡県うきは市=と昨年までサガンティーナをしていた大学生池田彩乃さん(21)=鳥栖市=らがバースデーケーキをカット。くす玉を割って盛り上げた。参加者は会場に飾られたユニホームやフラッグなどを眺めながらこれまでの歩みを振り返っていた。

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